永遠の尖塔サグラダ・ファミリアの完成した姿を生きているうちに本当に見れるのか?
本サイトでは、永遠の工事現場といわれるサグラダ・ファミリアの事情をレポートします。
ヨーロッパの中でも代表的建築物のサグラダ・ファミリアは神の彫刻といわれます。その独特の雰囲気を醸し出す聖堂の設計・建築に取り組んだのは当時は未だ無名だったアントニ・ガウディ。以降、ガウディは、1926年に亡くなるまでライフワークとしてサグラダ・ファミリアの設計・建築に取り組みました。今では建築界の鬼才として世界的に知られるアントニ・ガウディですが、当時は国からの補助金が出ることはありませんでした。サグラダ ファミリアは教会ではなく、寺院であるため、国からは補助金の対象外だったのです。昔から大きな教会は何百年と言う年月をかけて作られてきましたが、近年この世界的芸術作品の完成を心待ちにしている民衆の手によって資金援助が進み完成が待ち望まれています。完成はピッチを上げており約20年後と言われます。しかしここはスペインバルセロナ。オリンピックの時を考えると日本の感覚とは大きく事情が違うかも知れません。でも20年後のサグラダ ファミリアの完成を期待することにしましょう。
1882年に着工し100年以上経った現在も建築中であるサグラダファミリアは、完成図を見ると、真ん中に一段と高い尖塔があるのがわかります。アントニオ・ガウディが設計したサグラダ・ファミリア最高塔の高さは172mになるといいいます。サグラダ・ファミリア(聖家族教会)贖罪聖堂には18本の尖塔が建つ予定。31歳から建築に携わったガウディが実際に目にした塔は、最初に完成した1本のみといわれます。現在は8本がほぼ完成しており(壁紙などで見て取れます)、時代を超えて数多くの建築家や職人たちが、この教会を造り続けています。ガウディの熱意は現代でも受け継がれているのです。サグラダファミリアは、角度を変えてみるとまた違う側面を見せてくれ多くの訪れる人を魅了する面白い建築物です。この世紀を越えた建造物は未だ建造中ということで、長年世界遺産に登録されていませんでした。しかし2005年にアントニオ・ガウディ作品群として、ようやく世界遺産に登録されました。
サグラダ・ファミリアの柱が樹木をモチーフに設計されているのがみてとれます。ほとんど言葉を残さなかった天才建築家の意思を、完成図のみで多くの人たちが彼の思想をくみ取り形にしてゆく作業は創造以上の努力が必要とされます。また信者にとっては生きる糧を満たすものでもあるでしょう。百年以上前から建設が開始された教会が完成するのは、本来であれば100年、200年かかるとも言われます。その時間の長さに驚嘆する人は多いかもしれませんが、教会建立に要する時間としては決して長いほうではありません。近郊のカテドラル教会は、建立までに四百年以上かかっているといわれます。この現世の罪を購うために、聖家族に捧げられた大聖堂は2世紀以上にわたる壮大なプロジェクトといえます。ガウディが「神は急いではいない」と語ったとされたサグラダ・ファミリア。完成時期はまさに「神のみぞ知る」のかもしれません。
サグラダ・ファミリア大聖堂 El Temple de la Sagrada Familia
住所:Mallorca, 401, 08013 BARCELONA